『 聖夜 』  by 水城ひかるこさん


あぁ、俺はコイツを貫いて、この俺のいる地上に繋ぎ止めたいのだなと、熱くたぎるその体内に深く己を埋めながらそう思った。

 

放っておくと、何処までも飛翔して、誰も彼もを魅了して全部を欲しがり、その全てを掌中にしてしまうアイツ。

そんな男を腕の中に閉じ込め、俺だけを瞳に写し、俺だけのキスを受けて、俺だけを求めればいいと思う。

 

俺の唇で気持ち良くなって唇から唾液を溢して惚けてしまえ。

俺だけしかわからなくなって、俺にしがみついて俺だけを見ろ。

俺の指で跳ねて身悶えて、俺が欲しいとそう口にして俺にネダレよ。

そしたら俺はまたお前に楔を何度でも埋め込んで抱きしめるから。

 

なあ、知ってるか?俺がお前を愛してること。

俺はお前にメロメロなこと。

お前のなにもかもが愛しいから、俺はお前に触れるんだよ。

カタチの無い気持ちは抱けないから、俺はお前の身体を抱きしめる。

お前の身体をゆっくりと弛緩させて、俺を受け入れるまでにグズグズに瘍けたお前を抱きしめる時、俺は至上の幸福を感じる。

俺の唾液と汗と精液でぐっしょり濡れたお前が、俺にしがみついて俺に精液を掛けるとき、俺はお前の快楽を知り悦びに震える。

 

お前が俺を忘れても、お前の身体が俺を思い出すように、俺は何度でもお前を抱く。

お前がこの快楽を忘れられなくなる位、深い部分を抉って俺に馴染むまで、俺はお前の中で動かなくてもいいよ。

お前が俺のカタチを身体で覚えるまで、何度でも突き入れて覚える迄繰り返すから。

 

なあ、溺れちまう。

 

泳げる筈の俺が、泳げないお前にしがみついてしまう。

 

俺がお前に耽溺すること、お前が俺に執着すること。

 

お前の全身を隙間なく舐めること。舐めるだけじゃ足らなくて、咬んで吸って全てに触れて。それでも足らなくて突き入れること。

お前を貫いてかき混ぜる俺を好きって言えよ。

もっとシテと腰を振り、お前から俺以上に欲しがって見せるまで、俺は止めないからな。

 

お前の赤い舌を吸う時、お前の中心をしゃぶる時、お前の命をこの唇に感じる。

ドクドクと脈打つ鼓動が、お前の赤い血流が、お前が急所を俺に預けてる事実に目眩がする。煽られる。

 

なあ、わかってんのか?コレを咬み千切るとお前は死ぬンだぞ。お前は永遠に俺だけのものになる。

熱い吐息も、お前のあげる声も、全部全部欲しい俺に示される誘惑。

お前は全てを俺に委ねて、俺を許して天国へイク。

 



 


 

ひかるこさんとこのクリスマス企画でDLFになっていたものを速攻でいただいてまいりました(笑)
もーゾロったらルフィにベタ惚れで困ったやつって感じがツボですw
うちのクリスマス企画に感化されたそうで、嬉しい限りです。
うちのサイト、そのうちひかるこさんだらけになりそうだ(笑)


 

 2008.12.21

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