『些細なこと』
気持ちのいい昼下がり。
彼は決まって甲板に『ウソップ工場』を店開きする。
大抵は側にルフィやチョッパーが陣取り、ワイワイ何やら楽しそうにしているけど、
時々、そう、ルフィとチョッパーがゾロとお昼寝をしてる時とか(笑)
そんな時は一人で発明稼業に没頭している。
私は…そんな彼を少し離れた所で眺めるのが習慣になっている。
「ええっと、ここんとこは少し強度がいるなぁ…」
と、彼が独り言を言う。
それを聞き逃さない。
ウソップ工場の回りに置いてある物の中から、強度のある物を彼の手元に近付けておく。
もちろん、床から指だけ出して、彼が気付かないように、こっそりと。
「ん、これがちょうどいいな!」
満足気に笑う彼を見たいから。
発明品が完成すると、嬉しそうにルフィやチョッパーに報告する。
「まあ、俺様の手にかかればこのくらい朝飯前よ!」
「「スゲー!ウソップ!!」」
彼の『俺様節』を聞いていても嬉しくなる。
彼は気付いてなくても、『俺様』の中に私も入ってるのよね?なんて、小さな自己満足。
とてもとても、些細なこと。
だけど、とてもとても、大きなこと。
私だけの秘密。
ひかるこさんからのリクエスト。
『ウソぷとロビンのしんみりとした純愛』・・・・いや、なんか違うな(笑)
しんみりはしてない、ほのぼのはしてるけど(滝汗)
今頃気が付いたよ(遅い)
こんなのでよかったんですかね・・・ひかるこさん(今更)
リベンジしたいです(やめとけって)