『 緑 』　　ｂｙ　水城ひかるこさん

  

いつも一緒だった時は、全然気付かなかった。

雨の後のキラキラ光る緑の葉っぱがゾロを思い出すとか、誰かが頭に巻いた緑の布にドキドキするとか。

最初は、わからなかった。
だけど心臓がギュッと痛んだりキュウと絞られたりする内に、その正体に自分で気が付いたよ。
だって今は教えてくれる奴も誰も居ないし。
あぁオレはゾロが恋しいンだって。
ゾロに会いたくて会いたくて、オレの心臓なのに心臓が勝手に無意識にゾロを探して見つけたと勘違いして暴れてる。

せめて、海が見えるとイイのにな。
海が見えれば、もしかして少しは寂しくないかも知れないと思う。

だけどその海が深い碧だったら…やっぱりオレはゾロを思い出してしまうンだろう。

ゾロ、ゾロ。

早く帰って来い。
早く早く、オレんトコに早く来い。

 

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いただいちゃったよ〜すてきなポエム！！
最近二人で刺激しあって書いてる感があるんですよ。
すごい幸せなことですよね〜。

これいただいてすぐ、対になる『赤』もいただきました！
そちらもすっごくすてきなので、ぜひぜひ読んでみて下さい！！

ひかるこさん、ありがとう！！

 

　2010.06.09

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