『肩車』

 

「チョッパーは、ゾロの肩車が好きだよなぁ。」
「え?」
「そう言えばいつもゾロよね。」
「そ、そうかなぁ?」
「そうだよ。なぁ、ゾロ。」
「ああ?別にどうでもいいじゃねぇか。俺は嫌じゃねぇし。」

面倒臭そうにゾロは頭を掻きながら答えた。
そう、か。
嫌じゃないんだな。
小さく笑いながら、今日もゾロの肩に乗る。

何でゾロ?
と聞かれても、俺にだって理由は分からない。
だけど、ゾロがいいと思うようになったのは事実で、ちょっとドキドキしたりもするんだ。

それに、俺が肩車して欲しいなと思っていると、
「来いよ、チョッパー。」
と、ゾロの方から手を差し出してくれる。
何で分かるんだろう。
不思議だよな。

ゾロの肩に乗って、ゾロの髪に手で触れると、スゴく柔らかくて、ついモシャモシャとしてしまう。
するとゾロはあの大きくて優しい手で、俺をモシャモシャと撫でるんだ。
顔は見えないんだけど、きっと笑ってるんだろうと思うと、すごく幸せな気持ちになるんだ。

ああ、そうか。
だから俺は、ゾロの肩車が好きなんだ。
だからゾロが、大好きなんだ。

 

 

 

 

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ひかるこさんがね〜「ゾロチョパってゾロスキー的にどう?」とか言うからさ。
もちろんOKだよ!私はカップリングにこだわりないし!!って答えて、
妄想モードに突入って訳だな、これは。
私はこういう「淡い想い」ってやつが大好きなんですよ〜〜!!
いいネタ提供ありがとう!ひかるこさん!!