『 赤 』  by 水城ひかるこさん

 

赤を見るとルフィを思い出す。

赤い唇に赤い舌、赤く染まった肌に赤く尖った乳首。

それらがぐるぐると渦巻くように俺を誘い、早く早くと急かしている。
堪え性がねェのはお互いさま。
そんなルフィは素では見る事なんか叶わねェが、俺は確かに知っている。

「ゾロ…」

耳元で囁く声が聞こえた気がして、ゾクリと鳥肌がたった。

「ルフィ」

ルフィが呼んでる。
ルフィが俺を欲しがって俺の名を呼んでる。

もうちょっと待ってくれ。
もう少し、あと少しだけ待ってくれよ。

直ぐに行くから。
…飛んで行くから。

 


 


 

わ〜〜い!!
ひかるこさんからいただいちゃったよ、この果報者!!!
『緑』をいただいて、すぐにこの『赤』がやってきました。
ゾロとルフィが切なく想い合ってんのがすごく伝わってきますよね!!

ひかるこさん、ありがとうございました!!

 

 

 2010.06.09

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